経験論ですが。
Schaggerの"Membrane Protein Purification and Crystallization"という本を参考にして何度か遊びで試しました
落とせなかったため読んでいないのですが、恐らくNature protocolの論文と同じだと思います。
Blue native PAGE
Nature Protocols 1, - 418 - 428 (2006)
試薬やゲルは全て自作、やったのは一次元目にBN-PAGE、レーンを切り出して二次元目にSDS-PAGEを行う二次元展開です。
細胞を丸ごと界面活性剤を含むLysis Bufferで可溶化し、Blue-Native-PAGEにかけた結果、様々な膜タンパク質複合体の他に、26Sプロテアソームや水溶性キナーゼの複合体などもきれいに分離されました。
このことから、水溶性でも界面活性剤を加えてかまわない場合もあるようです。
ただ、結合相手が多いタンパク質や、結合が一過性のタンパク質についてはブロードになってしまう印象があります。
界面活性剤は今のところTriton X-100、DDM、ジギトニンを試しましたが、どれを使用するかによって若干結果が変わってきます。
Triton X-100よりはDDM、DDMよりはジギトニンの方がマイルドで複合体の保存性はいいです。
マーカーはNative-PAGE用のマーカー(Invitrogenなど)などが流用可能だと思います(使ったことはないです)。 |
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