酵素やターゲットやプライマーが違えば、サイクルの条件が違うでしょうし、それらが同じでも、使う機器によって最適条件が違う可能性はあります(おそらく各社ともプロトコールは自社ブランドの試薬と機器の組み合わせが基本でしょう)。
データをとったのが最適条件であるかどうかまで突き詰めようとすればきりがないでしょう。
最適条件ではないとしても、こういう反応条件や機種でデータを取りましたということを書けば、第三者にも再現実験が出来るわけですから、だれも文句は言わないと思います。
ただ、95℃, 60 secは長すぎると思います。このような高温にさらす時間が長いほど酵素の失活が早まりますし、PCR産物はごく短いものでしょうから、短時間でも十分に解離するはずです。
伸長反応時間はターゲットの長さによるでしょうけれど、インターカレーターが入っていると、アニーリングや伸長を阻害する可能性があるので、通常のPCRよりやや長めになっているのは故なきことではないと思います。 |
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