『Potter型ホモジナイザーで』ーーpotter強すぎ。培養細胞の場合は普通はダンス型を使って手動で丁寧にやる。
『50strokes後』ーー50回多過ぎ。細胞によるけど大抵10回かもう少しくらいガラスを強めにすりつけるようにしてゆっくり上下すればいいと思う。ちゃんとこわれてるか心配なら顕微鏡でチェック。
培養細胞をPotter型ホモジナイザーで50回もやったら核もミトコンドリアも大変なことになってるような気がします。純度を気にされているようですが、分画といってもenrichmentという言い方のほうが実際を反映してると思います。だからあくまでも相対的にミトコンドリアrichのフラクションということで、他の画分も完全に排除する事はできません。(非常に高い純度を要求されるような実験ならば、密度勾配遠心法などを使うのが良いと思います。)
WBのように高感度な方法だとどんなに上手にやっても、細胞質や核蛋白質もある程度は見えてくると思います。肝臓のような組織の場合だと通常はヘビーミトコンドリア画分とライトミトコンドリア画分に分けてとります。ライトのほうがヘビーの方よりミトコンドリアの純度たかいです。ヘビーにはペルオキシソームなども一緒に来ます。たぶん培養細胞でもそうではないかと思います。細胞分画に関する信頼できる詳しい実験書を用意して、それをもとにご自身の研究目的を考えて最適なmethodを選択するのがよいように思います。 |
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