時間も濃度もケースバイケースで決めています。
途中でチェック用に流してみて、切れが悪ければ酵素を追加するときもあります。
自分で切り出し用のプラスミドをO/N処理するときはありますが、
後輩にはやらないように言います。
>よくない場合、具体的にどういうことがおこるんでしょうか?
酵素を多めに入れたりO/N処理して、何も悪影響が無かった場合もありますが、
バンドが消えた(細切れになった)
ラダーになった
のを見たことはあります。
>結局コロニーを拾う数が増えるだけで、そんなたいした問題でもないように思うんですけどどうですか?
4個拾うところが、8個拾うことになって、制限酵素→電気泳動で分かるというのが事前に分かっていれば、たいした問題ではないでしょう。
問題なのは、どれだけのコロニーを拾って、どのようなチェックで問題が起きたことを確認できるのかが事前に分からないことです。
ようやく増やしたPCR産物がずたずたになって、もう一度PCRかけたらぜんぜん増えないというのであれば、困ったことになるでしょう。
>結構、変わった条件で測定していて、判断に迷うときがあります。こういうとき10unitで切ろうと思うんですけど、どう思われますか?
インサート1ugあたり10unit入れるということについては、別に構わないと思います。
ただ、後輩にやらせるのであれば、朝から始めさせて、
2,3時間ごとに電気泳動して切れたかチェックさせます。
PCRフラグメントなどで切れたか分からない場合は、まずは数時間でライゲーションさせます。
それで取れてこないようであれば、一度Tベクターに入れさせます。 |
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