>キレイに上半分だけが黒くなるんですけど。。
他の原因がないとも限りませんが、これはバッファが汚染されているときの典型です(どうしてそうなるかは先に説明したとおり)。
>後は斑に黒くなってしまいました。
まだらにバックがでるのはまた別の理由です。ハイブリ時のプローブのあたり方のムラ、抗体反応時の抗体のあたりムラ、発色液のあたりムラが考えられます。
それそれ、濃度が濃すぎるとなりやすいですし、当てる瞬間の時間差、濃度差の場合もあるし、インキュベート中のあたりムラということもあります。
一番起こりやすいのはハイブリムラですが、プローブの濃度を薄め(10 ng/mL以下)にして、長時間(オーバーナイト)でハイブリするときれいに行きやすいです。ラピッドハイブリのシステムを使うときは、ハイブリ時間を長くしすぎないようにしましょう。
ドット状にバックが現れるのは、抗体、プローブの凝集物が混じっているとか、ホコリ、グローブの汗取り粉、発色剤の凝集物、発色バッファ中のMgの析出物の可能性があります。
性質の違うバックグラウンドがその時々出ているのを、ひとくくりに同じ問題にしているように見受けられますが、いろいろな操作毎の複合的な問題のようです。
Rocheから配布されているDIG filter hybridizationのハンドブック(download版もあり)に、いろいろなパターンのバックグラウンドの問題も含め、失敗例とトラブルシュートのポイントが出ているので、良く読んで検討してみてください(間違いなく、こういう場で聞くより多くの有用な情報が得られるはず)。それでも改善しなかったら、具体的な問題を質問していただければ、ピンポイントのアドバイスは出来るかもしれません。 |
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