ラット腎臓からSDS-PAGE用サンプルを作っています。
腎臓をbufferでかん流
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ホモジェナイズ
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SDS(f.0.5%)を加えて氷上20分静置
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遠心 12100g, 4℃, 20分
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上清回収、4×leammli buffer
としてるのですが、遠心後の上清がゼリー状になってしまいます。
buffer(50mM Tris, 6mM MgCl2, 10% sucrose)の基本組成はあまり変更したくありません。
遠心前後のタンパク濃度は8−15mg/ml程度です。
このゼリー状物質の正体はなんでしょうか?
そして改善点はどこでしょうか?
目的タンパクを過剰発現させた細胞でも、同様なことがおこりました。
界面活性剤をSDSから別のものにかえる、氷上静置を室温にする、スケールを変える、超音波をかけてみる、など、手軽に改善できるのなら試してみたいのですが
・最終的には核、細胞質、ホールセルでの比較をしたい→bufferを変えずに超遠心でおとす、というのは避けたい
・あまりサンプルが入手できず、プロトコールをすこしずつ変えて検討できない
・SDS投入前のサンプルは他実験に用いたい(このためbufferの組成はあまり変更したくない)
などの事情もあります。
これだと思う知恵がありましたらお教えください。 |
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