>「二倍体の細胞からでも十分に変異源処理すれば劣性ホモの変異株が取れる」
なるほど、LOFのホモ接合(というより相同遺伝子のdouble knockout、heteroallelec mutant)とねらうということですか。読み切れてませんでした。
EMS処理をする場合、死なない程度、あまりたくさんの遺伝子を同時にヒットしない程度のdoseという縛りがあるので、ゲノムサイズや生物種にもよりますが、おおざっぱにいって、1遺伝子座がヒットされる頻度は数万分の1というのが相場だと思います。相同遺伝子が同時にヒットされる確率はその二乗で数億分の一以上。確率は非常に低くなりますが、力業で大規模なmutagenesisをすれば出来ることでしょう。あとは、どれくらいスクリーニングしたら興味の突然変異がとれるか、見ている表現型にかかわる遺伝子座の数、それと当人の引きの強さにかかってきますね。
もちろんその過程で、ヘテロ接合で表現型の現れる突然変異も出てくるかもしれませんから、結局、やることは一緒ですね。 |
|