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ストリンジェンシー トピック削除
No.14-TOPIC - 2007/07/31 (火) 11:24:07 - Muscle
ノザンやIn situ hybridization で使われている用語で「ストリンジェンシー」というものがありますが、辞書で調べてもどうも文脈とあう訳語が出てきません。
「ストリンジェンシー」というのは、どういうニュアンスで使われているのでしょうか?

「ストリンジェントが上がる/下がる」や「ストリンジェンシー洗浄」などが用例です。

基本的な質問で強縮ですが、ご存知の方、ご教授ください。
 
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(無題) 削除/引用
No.14-10 - 2007/08/03 (金) 15:18:51 - T
ストリンジェンシーのニュアンスについては、
http://homepage2.nifty.com/transbio1/words.html#aS
程度の内容を理解していれば、まず問題ないでしょう。

ちなみにストリンジェントは形容詞なので、「ストリンジェントが上がる/下がる」という使い方はしないと思います。

(無題) 削除/引用
No.14-9 - 2007/08/03 (金) 15:11:54 - T
いや、トピ主さんが何かの文章を訳そうとしているのかと思ったのですが。

失礼 削除/引用
No.14-8 - 2007/08/03 (金) 14:05:42 - poink
>翻訳の仕事か何かをされているという事ですよね。
これ私のことですか?私は普通の研究者でして、先の投稿では質問者さんの「ストリンジェンシーというのは、どういうニュアンスで使われているのでしょうか?」という問いかけに答えたつもりでした。確かにトピックが「日本語訳は何か」みたくなっていましたので、つられて対訳の提案みたく書いてしまいました。Tさんの言う通りそのままが良いと私も思います(意訳して「洗浄度」はどうでしょう?なんて考えてもいましたが)。無理に訳さない、と聞いて私のボスを思い出しました(助詞以外は英語のまま、みたいな)。ところで片仮名は大変便利ですね(中国だとやはり漢字で充てるのかな?)。漢字/平仮名/片仮名を使い分ける我々を外国人は驚きの目で見ているようで、由来や使い方を説明すると日本人は凄いねと感心されますよね。

(無題) 削除/引用
No.14-7 - 2007/08/03 (金) 12:25:34 - T
翻訳の仕事か何かをされているという事ですよね。
文献や技術文書を日本語に訳した時に、「高い厳しさでハイブリダイゼーションを行った」と訳したら、読む人は非常に違和感を覚えると思いますよ。「ハイストリンジェンシー」あるいは「高ストリンジェンシー」が訳語として最も適当でしょう。無理に日本語の単語を当てはめなくても、この分野の人が読むことを想定するなら「ストリンジェンシー」が最もぴったり来る単語でしょう。
全くの素人向けの文書なら、そもそもハイブリダイゼーションとは何か、そこにおける厳密性とは何を意味するかという所から説明する必要があるでしょう。

格好いい表現ではありませんが、厳しさ、はいかがです? 削除/引用
No.14-6 - 2007/08/03 (金) 01:27:52 - poink
手元のOxford辞典には「(of a law, rule, regulation, etc.) very strict and that must be obeyed」とあります。法律や規則などが抗えないほど厳しいという状況を表現する言葉のようです(2番目の意味として経済的に厳しい、いわゆる緊縮性について書いてあります)。この文脈をハイブリ条件に外挿してみると、プローブが標的配列に結合する至適条件に対して洗浄バッファーの温度・塩濃度などがどの程度厳しいかを表現する、と言えるのではないかと思います。私としては、洗浄バッファーがプローブを引き剥がす能力の程度、を総じて「厳しさ」と表現してよいのではないかと考えています。High stringencyやlow stringencyに対応して、harsh conditionやmild conditionと日常的に言っていることからも的外れではないと思いますが、いかがでしょう?

たしかに 削除/引用
No.14-5 - 2007/07/31 (火) 15:33:55 - う〜んと
WebLSDではstringencyにそういう対訳がついてますが、例えば日常的にハイブリの洗いの条件検討で「厳密性をあげた場合には」とか、「低い厳密性で」とか言わないと思いますが、どうなんでしょう。
日本語の「厳密性」に高いとか低いとか中程度のとかいう修飾語はなじまないように思いますし。

「緊縮性」はここのトピックスにはなじまない訳語ですので、横に置いておくとして、ハイブリ実験の時のstringencyの訳語で「厳密性」はありなんでしょうか?
みなさん、どう感じますか?

お礼 解決済み 削除/引用
No.14-4 - 2007/07/31 (火) 14:48:57 - Muscle
レスありがとうございます。
そして、ご丁寧にありがとうございます。

日本語訳が付けにくい専門用語なのですね。
見たいものだけを見れるようにするための洗浄やプローブ配列やハイブリBuffer組成、温度にする行為や方法などをさす用語であり、それを集約した日本語訳が「信頼性/特異性/厳密性」となるように感じました。

(無題) 削除/引用
No.14-3 - 2007/07/31 (火) 12:49:14 - WebLSD
WebLSD
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/service/weblsd/index.html

英和検索結果
stringency
厳密性, 厳密さ, 緊縮性 [げんみつせい, げんみつさ, きんしゅくせい]

(無題) 削除/引用
No.14-2 - 2007/07/31 (火) 12:33:32 - う〜んと
ハイブリを利用した検出法は、見たいものだけを見れるような程々のストリンジェンシーで行うもので、ストリンジェンシーを低くしたときにしか見えないシグナルは本物ではないかもしれません。
ストリンジェンシーが低いとターゲット以外の分子に対してもシグナルが出てしまうことがあります。一方でストリンジェンシーが高すぎると、ターゲットが存在しても検出できなくなってしまうことがあります。

実験的には、温度や塩濃度でコントロールしますが、プローブの配列や作製法等によって様々で経験的なものですので、定量的な比較はプローブの種類が違うとできません。

日本語にすれば「厳密さ」などになると思いますが、各種専門辞書にも適当な訳語はないようですね。実験結果を評価するときには特異性とか信頼性と関連する言葉だと思います。

WEBだとWebLSDという辞書があります。
ユーザーのリクエストによって随時更新されていますので、日本の研究者がどういった訳語をつけているかとか、著名な論文での用例だとかが検索できます。
stringencyについては、訳語がついていないということがわかります。
「ハイブリ」とか「クローニング」も訳語がついてないようなものですから、そういうものでしょう。

ストリンジェンシー 削除/引用
No.14-1 - 2007/07/31 (火) 11:24:07 - Muscle
ノザンやIn situ hybridization で使われている用語で「ストリンジェンシー」というものがありますが、辞書で調べてもどうも文脈とあう訳語が出てきません。
「ストリンジェンシー」というのは、どういうニュアンスで使われているのでしょうか?

「ストリンジェントが上がる/下がる」や「ストリンジェンシー洗浄」などが用例です。

基本的な質問で強縮ですが、ご存知の方、ご教授ください。

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