> じつは、タンパク質に蛍光物質を結合させた後、未反応の蛍光物質と蛍光物質結合タンパク質をゲルろ過で分離します。この結合体を以後の実験で用いる際に、結合体の濃度を知りたいと思います。
> ゲルろ過で取って来た液量は微量ですから、精確な量はどのようにしてはかればいいかわかりません。
> でも、論文では、ゲルろ過して、濃度を算出しています。
> この手法を知りたいです。
あくまで私の推測ですが論文で行われているというゲルろ過による
定量はA280またはA230で得られたピーク面積を積分してそれを
何らかの標準蛋白質のピーク面積の積分と比較することによって
求めているのではありませんか?もし私の推測が正しければ
論文上で算出されているのは総蛋白質量ではないでしょうか。
windowさんがおっしゃっているようにラベルされた蛋白質の量を測りたい
のであれば多分無理です。もし偶然ラベルされるサイトが一箇所だけなら
理論的に出来ると思いますが。一般的な蛋白質蛍光ラベルキットの
説明書を見ると総蛋白質量と蛍光ラベルから得られる特異的なシグナルを
計り、タンパク質1分子あたり平均何分子の蛍光分子が付いたのかを
算出しているだけだと思います。そのあたりの説明については使っている
蛍光ラベルキットの説明書か今使われている蛍光分子を使った蛍光ラベル
キットの説明書を確認してください。
今のところこのような蛍光ラベルされた蛋白質によって得られたデータは
絶対量ではなく相対量しか得ることが出来ないのではないかと思います。 |
|