可視光でシグナルを見たい、ということになると思うのですが、
一般に
(1) 酵素
(2) その酵素で呈色するsubstrate
の組み合わせで考えます。
(1) としてalkaline phosphatase, peroxidase(HRP を含む)、
(2) としてそれぞれに対応する発色基質がある、という感じです。
DABはもっとも代表的な基質で、茶色を呈しますが、
金属を加えることで色を変えることも出来ます。
発色基質に関してはVectorから色々出ていますので
下記サイトからチェックしてみてください。
選択のポイントとしては、組織の免染では
(a) どの色で見たいか
(b) 色素がキシレンで溶けるか
(c) permanent mountにしたいか
(d) 見たい組織・細胞に内因性のperoxidase 活性、
ALP活性がないかどうか
になることが多いのですが、一時的な染色でいいのであれば
(a), (d)だけでもいいような気がします。
まあ内因性の酵素活性もブロッキングとかすればいいので
対処可能ですが。
ちなみにALPを使った場合、多くのsubstrateはキシレンで
消えてしまいますが、キシレン耐性の色素も別の会社から
出ていたりします。
細胞で染めるのでたぶんグリセロールとかそれに類した
mountになると思うのであまり心配する必要はないと思いますが。 |
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