医学部出身の方であれば多分血液学とか輸血学、臨床検査学の本とかを
紐解くと参考になる情報が載っているかもしれません。
既に書かれているように、輸血用なのか、単純に抗凝固を狙うのか、
で回答は違いますね。
(1) 輸血用の場合はクエン酸入りの「血液保存液(CPD液)」というものを
加えています。
全血、濃赤、PC、FFPとも同様です。
輸血用血液製剤一覧 - 日本赤十字社 医薬品情報
http://www.jrc.or.jp/mr/blood_list.html
各製剤のPDFファイルを参照してください。
(2) 採血などで血清でなく血漿をとりたいときには抗凝固剤として
ヘパリン、EDTA、クエン酸などを加えて遠心して上清を取ります。
この辺は臨床検査系のgold standard?, 金原出版の「臨床検査法提要」
という辞典みたいな本に詳細があります。
(3) 血液透析などで体外循環をして返すときには通常はヘパリン、
出血傾向の強い人の場合には低分子ヘパリンとか、
製品名フサン(一般名メシル酸ナファモスタット)を使ったりします。 |
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