あと、後輩での培養失敗であったのが、プラスミドを多くとりたいと言う事で14mlのチューブで6mlの培養液でやったとき、角度が浅くて攪拌が不十分で翌日には遠心分離したように菌が下に沈んでいたことはあります。それが弱い震盪によってもやもやと立ち上がっていたのも見たことがあります。ただし、そのときは液面での浮遊物はありませんでしたけど。
スケールを大きくするのであればそれに見合って容器もスケールアップする必要があります。管の挿入角度にもよると思いますが、50mlのコニカルチューブで培養するときには10ml位で培養するようにしています(往復震盪で170rpm位だったか)。
先に書いた96wellなんかだと壁と表面張力が結構あるのでそこでコロニーみたく増えてしまうことがあります。静置培養では、菌の沈殿は免れません。ライブラリーを96wellに配列するときは仕方ないですがそこからプラスミドを直接とることはないので問題にはなりません。 |
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