仕事が立て続きに入り、かなりレスが遅れてしまいました。
おおさん、
シリカを使ったプラスミド精製、目から鱗でした。今回は、アルカリ/SDS変性法で粗精製したプラスミドを従来の市販カラムで精製しましたが、いつかは試してみたいと思いました。
atsさん、
私も、以前、色々と調べた際に、細胞への毒性はPEG/NaCl沈でかなり改善されました。LiCl沈殿についてはやったことがありませんでした。収量が落ちる点が少し気になったのですが、参考にさせていただきます。ありがとうございました。
APさん、EJさん、
大量にアルカリ/SDS変性でプラスミドを粗精製するのに、非常に助かりました。ありがとうございます。
(ただ7.5M ammonium acetateを調製するだけというのは大量精製にはありがたい)
最後に、どなたかが菌体量とプラスミドの量の関係について話してらっしゃったと記憶してますが、そのことについて。
私はOD600と培養液の体積の積算値、そして実際に取れたプラスミドの収量について記録を取っています。pUC oriを持つハイコピープラスミドの場合、
Plasmid [ug] / (OD600 x Volume [mL]) = 1.5
くらいです。大腸菌の回収時期はOD600=2を超えない条件下です。
そして、今回はじめてampicilinからcarbenicillinに代えて、同様の実験をしたところ1.8に迫る収量でした。
やはり、ampicilinのpHによる“へたり”は、結構無視できないようです。おおさんに指摘いただいた、一度菌を回収し、フレッシュな培地で培養し直せばもっと収量を上げる事ができそうす。(まだ試していませんが) |
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