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マクロファージ培養方法 トピック削除
No.1197-TOPIC - 2008/05/26 (月) 16:10:41 - マクロファージ
これからマクロファージを、マウス腹腔から採取して培養することを予定している者です。

私の研究室で初めてのマクロファージ実験ということで、採取および培養方法に関して手探りの状態です。
お聞きしたいことが二点あります。

まず、論文などを見ると、マクロファージを採取するにはチオグリコレート培地を腹腔に注入するとの記述をよく見受けるのですが、チオグリコレートはそのまま原液で注入する方がよいのでしょうか?それとも、滅菌済みのPBSなどに希釈して注入した方がよいのでしょうか?

もう一点は、マクロファージを培養する際にコンフルエントになった場合はトリプシンを用いた継代は可能でしょうか?

よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.1197-12 - 2008/05/30 (金) 23:19:12 -
>>No.1197-2 - 2008/05/26 (月) 19:45:33 - ぷうたん
>>チオグリコレートで引っ張ってくる事はよくやりますが、それだけでマクロファージにとって刺激
>>になりますから腹腔residentなmacrophageと考えるのはやめたほうがいいと思います。

上記を読まれていないのでしょうか。
チオグリコレートは腹腔常在Macrophage以外にも色んな組織由来のmacrophageがmigrationしてきます。

なので、常在macrophageで機能的なassayを行いたいのであればチオグリは使ってはいけないでしょう。

♂でなく、♀の腹腔にPBS入れて適当にマッサージすれば結構取れますよ。
チオグリを使うのは正直trickyです。

なので、鎮静化する方法をここで聞くのはNO GOODです。

沈静化することでLPSなんかへの反応性が弱くなるかもしれないですし。
チオグリで誘因かけるわけですから細胞表面の活性化マーカーもバンバン出てるでしょうし。

ちなみにmediumはRPMI baseの方がいいような気がします。
RIKEN bioresourse centerでRAW264.7はDMEM baseで飼うとは書かれてありますが、primaryなのでRPMIの方がいいでしょう。比較した事がないので説得力に欠けますが。

(無題) 削除/引用
No.1197-11 - 2008/05/29 (木) 09:50:31 - マクロファージ
>仕事中さん

ご指摘ありがとうございます。
現在予定している実験は、腹腔常在性マクロファージを採取、培養後にLPSなどで刺激して、その走化性や貪食能を測定しようと考えています。
ご指摘いただいたように、チオグリコレートで活性化したマクロファージを鎮静化させるには何かいい方法はあるのでしょうか?

あと、マクロファージを培養する培地として一般的なのはやはり10%FCS入りのDMEMなのでしょうか?

よろしくお願いします

マクロファージの回収方法 削除/引用
No.1197-10 - 2008/05/28 (水) 21:07:07 - 仕事中
チオグリコレート培地で誘導したマクロファージは刺激により活性化しています。貪食能、走化能などは腹腔洗浄で得られるマクロファージとはかなり異なります。
また回収後に培養した場合、培養条件によっても性状が変化することが予想されます。

どのような状態のマクロファージを用いたいのか、前提とされている条件はありますか?

(無題) 削除/引用
No.1197-9 - 2008/05/27 (火) 11:47:39 - blot
マクロファージは分裂によっても増殖することができ、寿命は数ヶ月である。

とWikipediaにありますね。

失礼しました。

(無題) 削除/引用
No.1197-8 - 2008/05/27 (火) 10:56:16 - 通りすがり
×増殖できない

○増殖回数に制限がある

です。
無限増殖はできませんが、限られた回数なら分裂します。

(無題) 削除/引用
No.1197-7 - 2008/05/27 (火) 08:14:37 - blot
>マクロファージとは無限増殖をしますか?

間違っていたら、訂正をお願いしたいのですが、細胞はモノサイトから分化している訳ですので、
増殖はしないのではないかと思います。

分化の際はcell cycleはG1へ入り増殖が停止していなければ、分化できないと思いますので。

DISHからはがす時は、セルスクレイパーを用いるのが良いと思います。

ご指摘ありましたら、よろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.1197-6 - 2008/05/27 (火) 03:41:14 - ぷうたん
そうですね文献上ではチオグリコレートブロスってのを頻繁に使われていたと記憶しています。使うなら数%の濃度で、無菌的なwaterで希釈してください。

僕も昔購入しましたが、大抵粉末で売られていますので、これを適当なbufferに希釈してください。

走化能や貪食能を評価するのであればそれほど数はいらないですよね。
ただの腹腔洗浄液でいいような気がしますが。

ご返答ありがとうございます 削除/引用
No.1197-5 - 2008/05/26 (月) 21:43:18 - マクロファージ
大変参考になりました。ありがとうございます。

重ね重ねで、申し訳ないのですが・・・

>ぷうたんさん
実験では、マクロファージの貪食能と走化能の測定を予定しているので、それほど数はいらないのではないかと考えています。
チオグリコレートのことで、もう少し質問があるんですけれども・・・よろしければご返答よろしくお願いします。
チオグリコレートって培地ですよね?まだカタログを見ている段階なんですけれども、これは通常粉末の状態で販売しているものなのでしょうか?それとも、液状で、購入後に滅菌水などで希釈する必要があるのでしょうか?

>まっくろんさん
マクロファージとは無限増殖をしますか?
マックロンさんが継代されたときは、何回くらいまで継代されましたか?

よろしくお願いします

(無題) 削除/引用
No.1197-4 - 2008/05/26 (月) 21:07:01 - まっくろん
 当方では、チオグリコレートの濃度は、1-3%ぐらいで(滅菌して)投与し、投与後3日後に腹腔洗浄で回収してました。このような方法を用いて回収したマクロファージについて、文献等では「チオグリコレートで誘導した活性化マクロファージ」というように記載されているものが多いように記憶しています。
 継代ですが、トリプシン以外では、セルスクレーパーを用いたことがあります。

(無題) 削除/引用
No.1197-3 - 2008/05/26 (月) 19:48:25 - ぷうたん
あっ、チオグリコレート打つなら無菌的なものを使用して下さい。
コンタミして違った意味での腹膜炎起こしちゃうので。

それと、トリプシン-EDTAでは、ほとんどはがれないです。

(無題) 削除/引用
No.1197-2 - 2008/05/26 (月) 19:45:33 - ぷうたん
チオグリコレートで引っ張ってくる事はよくやりますが、それだけでマクロファージにとって刺激になりますから腹腔residentなmacrophageと考えるのはやめたほうがいいと思います。

僕はそういったartificialな刺激を加えたくないためそのまま腹腔洗浄液を用いていますが、安心してデータの解釈が出来ます。

そこまで数がいるんですか?

何をするのでしょう。
westernでも行うのか遺伝子発現だけを確認するのか。

マクロファージ培養方法 削除/引用
No.1197-1 - 2008/05/26 (月) 16:10:41 - マクロファージ
これからマクロファージを、マウス腹腔から採取して培養することを予定している者です。

私の研究室で初めてのマクロファージ実験ということで、採取および培養方法に関して手探りの状態です。
お聞きしたいことが二点あります。

まず、論文などを見ると、マクロファージを採取するにはチオグリコレート培地を腹腔に注入するとの記述をよく見受けるのですが、チオグリコレートはそのまま原液で注入する方がよいのでしょうか?それとも、滅菌済みのPBSなどに希釈して注入した方がよいのでしょうか?

もう一点は、マクロファージを培養する際にコンフルエントになった場合はトリプシンを用いた継代は可能でしょうか?

よろしくお願いします。

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