GEのテクニカルサポート部に聞いてみました。
検索などで通りすがる方にも参考になると思うので、全文載せておきます。
(以下引用)
平素より弊社製品をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
お問合せ頂きましたECL Advanceについて回答させて頂きます。
弊社で行う際には、メンブレンの角をキムワイプにつけて検出試薬の除いておりますが、パラフィルムやサランラップの新しい面に、メンブレンの検出面を下にして何度か置いて頂くと、メンブレンを傷つけず余分な溶液を効率よく除くことが出来ます。
また、ノイズが上がる原因の1つとして、原田様がおっしゃるように抗体濃度が高い可能性がございます。
二次抗体の大まかな希釈率の目安は、ECLで使用した濃度を1倍とした場合、ECL Plusで2.5倍希釈程度、ECL Advanceで20倍希釈程度です。
例えば、ECL(10,000倍希釈)→ECL Plus(25,000倍希釈)→ECL Advance(200,000倍希釈)のようになります。
一次抗体を節約したい場合には、一次抗体の希釈率を上げ、二次抗体の希釈率を抑えますが、検出限界を上げるという観点では、二次抗体の希釈率を上げた状態(上記を目安にして)で一定にして、目的バンドの検出程度を確認しながら一次抗体の希釈率をご検討された方が設定しやすいです。
(二次抗体には最終的に検出されるHRPが結合しているため、二次抗体濃度が高いとメンブレン全体のノイズが上がる傾向があります。
そのため、二次抗体濃度を低く抑えた状態で一次抗体濃度を検討する方が、一般的に検討が簡単に行えるためです)。
ご不明な点がございましたら、ご連絡頂けますよう宜しくお願い致します。
今後ともGEヘルスケアバイオサイエンスを宜しくお願い致します。 |
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