> 二次元電気泳動の再現性が取れません。
まず、流したサンプルは同じ抽出日のサンプルでしょうか?
同じ抽出日のサンプルで再現性がとれないのなら、
1次元、2次元時に問題があるのでしょう。
抽出日がちがうのなら、抽出工程に問題があるのかもしれません。
> 本来ならば数十個のスポットが見えるはずなのに
> 数個しか確認できません。
> しかもスポット強度も小さいです(サンプルは50 µg)。
本来ならばというのは、論文やデータベースなどで確立された実験結果が示されているのでしょうか?
もうちょっと、詳しく記述してくれれば、コメントできるかもしれません。
サンプル
clean-upの有無
使用しているstrip gelの長さ
膨潤時間
1Dの泳動条件
2Dの泳動条件
1Dにおける再現性
2Dにおける沈殿の有無など
> また、プロトコルによってヨードアセトアミドが入っていなかったり(タンパク質の再酸化を防ぐために必要なのだとは思いますが)、SDS平衡化bufferのpHが6.8または8.8(洋土社のタンパク質実験ノートにはヨードアセトアミドを使用する場合はpH8.8にする必要があるという記述がありました)だったりするのですが、これは何か違いがあるのでしょうか?
私も、ここらへん詳しくないのですがGEのハンドブックによれば、ヨードアセトアミドによる平衡化は水平型2次元では必須ですが、縦型2次元ではオプションとなります。
DTTを使用する際は、PH6.8,ヨードアミドを使用する際は、PH8.8を使用します。PH8.8にするのは、ヨードアミドとDTTとの反応により生じる水素ヨウ素酸(酸性酸化物)を安定化することで、ストリーキングやアーティファクトを防止するためだそうです。
私はめんどくさいので、平衡化バッファーはPH8.8にしてDTT,ヨードアセトアミドによる平衡化をおこなっています。 |
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