>誘導のタイミングは対数増殖期(OD=0.5〜0.8位)
そうですね。一般的にそれぐらいが妥当だと思います。これは増殖という面と、こうせい物質の消費という面でそれぐらいに落ち着くことが多いのだと思います。
詳しくは確かNovagenのホームページとか冊子の様なものに書かれていると思います。大腸菌の増殖を対数増殖期後期まで引っ張た時、特にアンプの場合はこうせい物質が完全に消費されてしまい、プラスミドが落ちていき、収量などに影響を及ぼします。ですから、量えたい場合は、より安定なカルベニシリンを代わりに使うとか、誘導前に遠心し、バイチを更新してから誘導する。誘導前も低温で(30度ぐらい)増殖させて、大腸菌あたりのコピー数をへらして、プラスミドの菌に対する悪影響を極力おさえるなどの工夫がいると思います。
ちょっと普通のプロトコールより面倒になると思いますが、フラスコを増やすか、手間を取るか、手間を取ることによりどれくらい収量が上がるかなどいろいろとファクターもあると思いますので、こうしたら必ずうまく行くということでもありません。 |
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