いわゆるUniversal buffer (Low, Middle, High)準拠のバッファーなら、
どこの会社のを使っても変わらないとおもいます。
制限酵素は使い慣れた数社の中から、その時々、安く売っているのを買うので、
メーカーは統一されていません。バッファーと酵素のメーカーがまぜこぜにするのは日常的にごくふつうにやっていますけれど、それが理由で切れなかったことは経験がありません。
同時に多数の酵素を使う場合や同時多重消化を行うとき、T社のEcoRIにはT社のH,
I社のPstIにはI社のREact3、N社のSalIには#3とか面倒くさいことはやりませんし(誰もやらんか)。
そういう問題が起こりうる特別な酵素やバッファーあるのなら、後学のために私も知っておきたいです。
今では、当然のように反応バッファーがおまけについてきて、使い切れずにストックばかり増えるという感じですが、昔は酵素単品販売と言うことが多くて、反応バッファーは自前で作っていたものです。Molecular Cloningなどの実験書もそれを前提に書かれていましたからね。それでもちゃんと動いていました。
メーカーに聞けば、おそらく自社のバッファー以外は推奨しませんというでしょうが、よくあるように、それは無用なトラブルを避けるため、苦情が来たときのトラブルシューティングで検討するファクターを減らすため程度の理由でしょう。 |
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