検量線はすごい大事。検量線は(特にブラッドフォールド法の時は)毎回書いてそれで計算した方がいいというかこれはすべきとみんな言ってる。何でかというとブラッドフォールド法だと、試薬が古くなってくると検量線の勾配がだんだん緩くなってくるしそれでかどうか分からないけど直線性のある範囲が狭くなってくる感じがするから。検量線書いた時とサンプルを定量した時が1~2週間とかなら、そんな問題になるほどズレないかもしれないけど、1ヶ月とか間があくとこれはけっこう影響すると思う。
挙げている数字は心配するほどそんなに大きなズレとは思えないというか、慣れた人でも忙しくてちょっとラフにやったりするとこのくらいのズレは起きる。上に書いたようなことつまり本質的な部分で問題点がないことを確認した上で、もしあまり神経を使うことなく、かつもっと安定した値を出したいなら、nを増やせばいいとおもう。ただ蛋白質濃度がすごいクリティカルに響いてくるような実験でなければあまりここにサンプルと時間を使うのもどうかなあとも思う。
それと測定するサンプルが30だとか50とか100とかみたくあんまり多いと、はじめの方で測ったのと後の方で測ったのでインキュベーション時間の差が無視できなくなることがあると思う。プレートリーダーだと大丈夫かもしれないけど、キュベットだとそういう問題が起きるかもしれない。 |
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