AP-NBT/BCIPでうまくいったときも、PO-TSA-Cy3でスカだったときもプロープやハイブリの系は一緒なわけですよね。
AP-NBT/BCIPで成功したのだから、ハイブリまではうまくいっているはずでしょう。デキストランはハイブリを促進するために入れるものですし、その他のハイブリ条件も、PO-TSA-Cy3でうまくいかなかった主因とは考えにくいです。
APとPOでは、APの方が寿命が長く総ターンオーバーも高い(確かPOより一桁くらい)ので酵素反応による増幅という意味ではPOの方が劣る面はあります。
しかし、TSAはPOの検出力を効率よく利用しているシステムで(と思っていますが)、しかも一般に色素検出より蛍光検出の方が最低一桁は感度がいいことになっているはずなので、感度的にAP-NBT/BCIPより非常に劣る(しかもバックグラウンドすら全く見えなくなる)とは思えないのですが。
ということで私が疑いを抱いたのは、anti-DIG-POの品質なのですが、
POはAPよりはるかに失活しやすいですから、もし開封、再溶解してから時間がたったものでしたら、酵素活性をチェックするとか、新品に変えるとかしたほうがいいのではないでしょうか。開封間もないものでも、念のためチェックしてみては。 |
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