(1) insert A の 5' 末端 (forward)
(2) insert A の 3' 末端+insert B の 5' 末端
(3) insert B の 3' 末端 (reverse)
の3つのプライマーを用意します。(2) は forward 方向でも reverse 方向でも構いません。仮に reverse 方向で作成したとします。
(1)(2) と insert A を含むプラスミドを用いて PCR をかけます。insert A が増幅され、3' 末端には insert B の配列が付加されたフラグメントができます。余分なプライマーだけカラムか何かで除いて次に進んでもいいですが、フラグメントをゲル抜きした方がより確実です。
上のフラグメントを精製し、プライマー(3)と insert B を含むプラスミドを加えて PCR をかけます。上のフラグメントがプライマーとして働いて、insert A - insert B の繋がったフラグメントが増幅されます。あとはこれを KpnI-BglII で消化してサブクローニングするだけです。
いきなり (1)(2)(3) とプラスミド A, B 全部を混ぜて PCR にかける方法でもうまく行くこともありますが、ステップを分けた方が変なバンドに悩まされたりする確率は減ります。 |
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