コロニーPCRの最適酵素の選択法として第一に酵素の核酸許容性の高い酵素がお勧めだと思います。コロニーをちょこっとつついたり、コロニーを一度水とかに懸濁して希釈したりするとある程度反応性の高い酵素だったらどんなものでもOKだとおもいますが、適当にコロニーをつつくとたくさんの菌が入って失敗が多くなると思います。この失敗原因は菌のゲノムがたくさん反応液に入ってしまうため、酵素がいろんなところに張り付いて有効酵素が少なくなるためだと予想されます。よってプライミング効率の高いアルファー型の酵素(PfuとかKODとかです。大概フィデリティー高いやつは全部そう)はコロニーPCRの選択には論外です。反対にTaq、TthなどのPolI型?の酵素はいくら核酸が入っていてもびくともしませんのでお勧めです。よって適当にコロニーPCRしがちな人はとくにPolI型の酵素を使うべきかと思います。無駄にアルファ型酵素は高価ですしね。。。
また反応性ですがExTaqとかLATaqとかがベストでしょうけどユニバーサルなプライマーを利用する分には大概Taqで事足りる気がします。私はあまり使ったことはありませんがPromegaの安いTaq(本当に一番安いかは不明@@;)で十分ではないかと。。。ちなみに私はスピードと安定性も重視してるので(実験量がすごく多いですし、下のものにやってもらうことが多いため失敗されるとわけわかんなくなるので。)タカラのSpeedStar?(タカラの人に薦められた、酵素はExTaqらしい??)使ってます。
まとめ
Taq系の酵素がおすすめ
安価重視ならプロメガ?
安定性重視ならタカラ? |
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