X線フィルムと同等の感度との謳い文句を見ることがありますが、微妙だと思います。例えば5分間の感光時間で両者を比較すれば同じくらいの感度であるということはあるかも知れませんが、X線フィルムの場合にはシグナルが弱ければいくらでも長時間(と言っても退光するまでの間ですが)感光させるということもできるのに対し、CCDカメラ式の方はカメラのノイズのために長時間の露光はできません。また、最近はさらに感度が向上した化学発光試薬を各社とも出していて、こういうものと比べるとさらに感度は劣ります。
ただし、X線フィルムを使って通常の化学発光試薬で数分の感光というようなルーチンのウエスタンには十分な感度だと思います。また、操作が簡便で定量性が良いということは大きなメリットです。 |
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