TAクローニングしてからのシーケンス決定だと複数クローン読む必要もあるし,一日余分な手間と時間がかかると考え,私ならPCRに使った2本のプライマーそれぞれでPCRプロダクトをダイレクトシーケンスしますね.シーケンス反応は2個のみ.これで通常のPCRプロダクトなら端から端まで全長カバーできるでしょう.片方のみでも実用上は問題ないでしょうが,プライマー端は読めません.これであまりにも波形が汚ければたまたま同じサイズに見えているが異なる複数の配列が増幅されているという可能性があるのでPCRの条件を変える(アニーリング温度を上げる)か,PCRプライマーを設計し直した方がいいでしょう.この段階で複数クローンあるからといってTAクローニングをするのは何が目的なのかわからなくなっています.目的のバンドのみが増幅されていたらダイレクトシーケンスで読めるはずですから. |
|