昨年からリアルタイムPCRで実験を行ってきましたが、最近不可解な現象で悩まされています。お知恵をいただけるとうれしいです。
昨年より同じ条件で実験してきたのですが、最近になってNTCがランダムに増幅されることが多く、きれいなピークの解離曲線が描かれません。NTCで目的産物のピークより少し高い温度で解離し、小さなピークが見られることがたびたびあります(増幅されないこともあったり、プレート内の反復間でも増幅の有無はまちまち)。それ以外のwellの解離曲線も全てその小さなピークを含んだ感じのいびつな曲線になります(すみません、うまい表現ではありませんが。。)。はじめはコンタミだと確信して水・試薬・プライマー全てを新調しましたが改善されません。
不可解なのはその実験系自体が一度は最適化した系であり、ある時期まではうまくいっていたのに急に不必要な増幅が起こってきたことです。機器の異常と考えるべきでしょうか?正直、効果な機器なのでそれ以外の可能性を全てつぶしてから検討したいです。
ちなみに実験はABI-7300で行っていて、ABI−SYBRGREENを使用して2ステップで行っています。温度条件はデフォルトで行っていて50C-2min,95C-10min,95C-15sec,60C-1min,40cycleで行っています。
些細なご意見でもいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。 |
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