数年前までは山ほどstable transfectantを樹立していたので一言。ただ長いことしていないので勘違いもあるかもしれませんし、細胞の違いもあるかもしれませんがその場合はご容赦を。
まずはG418の濃度はコントロール実験をされているようなので、その濃度(0.4mg/ml)で行ってよいでしょう。私の経験からするとG418を加えるタイミング(1週間後)が遅いと思います。お使いの細胞のダブリングタイムは承知しませんが、私が使っていたほぼ1日で倍加するような細胞でしたらエレクトロポレーション後2日後から選択を始めていました。遅くからスタートすると結局クローン増殖した細胞を異なるクローンとして拾ってしまうのでスクリーニングする割に似たようなクローンしかとれなかったりするからです。ここは少数精鋭で少なくても多様なクローンが得られた方が良いでしょう。
G418の至適濃度は細胞株、亜株、培養条件等にもよって異なるので必ず自分の細胞で予備実験するべきでしょう。私の場合とあるヒトB細胞株で2.5mg/mlのG418が必要な場合もありました。
ただ前の方が言及されているようにGFPの細胞毒性の可能性も経験的にはあるので注意すべきでしょうね。
linearizationは私自身試みたことはありませんが、プロモーター/目的遺伝子/polyAまでの間以外を切るべきでしょうね。もちろん耐性遺伝子の方もプロモーターからpolyAまでの間は切るべきではないでしょう。Ampicilin耐性遺伝子を持っているのならScaIとか? |
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