けい様
dynabeadsを用いたときは、プレクリアーは行いませんでした。また、プレブロックにsalmon spermは用いず、BSAのみで行いました。
これは、chromatin immunoprecipitation and microarray-based analysis of protein location, Nature Protocols 2006を参考文献として行いました。この文献で、dynabeadsが強く勧められていました。
Active MotifのChIP-IT Expressでも磁気ビーズを用いていますが、これはBSAによるプレブロックすら行っていません。ただし、場合によっては、BSA+salmon spermによるプレグロックも推奨しています。
sonicationが足りずに近傍の領域が落ちてくるという可能性に関しては、僕も考えはしたのですが、標的の転写因子は核内受容体であり、標的配列はゲノム上にはほとんど無いと思われますので、例えば50kb離れた所が落ちてくるということを想定しなければならなくなってしまい、その可能性は低いのではないかと思っております。 |
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