>そして、長時間経ってようやく増えてきたものは一体何なのでしょうか。
一つの可能性は、長時間培養条件に置くと、抗生物質が劣化してきて、プラスミドを持っていない抗生物質非耐性菌が殖えてくること、
もう一つは、環境中の細菌、真菌などのわずかなコンタミが殖えてくること(こういう場合あきらかに大腸菌培養液とは異なる外観になることも少なくないので)ではないかと思います。まさか自然発生というわけではないでしょうから。
>制限酵素で切ったときの10kb以上のバンドは、Genomic DNAかと思ったのですが、plasmidが取れるときはまったく見えないのに(わずかに混じっているのかもしれませんが)、plasmidが取れないときになぜ抽出されてくるのでしょうか。
正直なところどうしてなのかはわかりませんが、経験上、pBRのようなlow copyのプラスミドを精製したとき、上の例のような訳のわからないgermが殖えたところでプラスミドを精製しようとして全く取れなかったときに、サイズの大きなぼやっとしたバンドが目立ちます。 |
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