p53のアポ能がintactであるかどうかというよりは、用量及び処理時間の問題の方が大きいです。特にHUなどで顕著ですが、通常cell cycle arrestに用いる場合、細胞が死ぬほどの「dose」もしくは「time」ではないのです。G1/S boundaryでの細胞死は、nucleotide poolの枯渇の継続時間が重要であることがほとんどです。ただし、通りすがりさんのおっしゃるように、「p53が全てではない」というのも事実です。例えば、実際DNA損傷時の細胞死にはp53が必須であると、教科書的にはありますが、実際は必ずしもそうではなく、もっと複雑な機構があります。このことは、この分野で研究している人はよく御存知かと思いますが、御参考までに。 |
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