500-1000ohm/insertというのは、6.5mmのtranswellを使ったときの2日目あたりの実測値です。・cm2に直すと、200-400というところでしょうか?
実験時のTERについてですが、いままで2つの研究室でCACO-2を使ったことがあり、飼い方(たぶんFBSや継代方法等々)の違いで結構差がありました。11-14日目くらいに実験していたときに、おおざっぱに平均値を言うと、一つめの研究室では1000ohm・cm2,2つめの研究室では、その半分くらいでした。どちらでも実験はできてましたので、このようなTERの差はあまり気になしなくて良いと思っています。
それと、経日的なTER変化を簡単に言うと、コンフルエント直後に急上昇します。そのあと2日ほど低下した後、徐々に上昇していくというパターンが一般的です。これは、CACO-2だけでなくMDCKでも共通です(理由は文献などを読めばわかると思います)。
それと、96穴のtranswellは使ったことがありませんが、特に問題はないと思います。スクリーニング、高価な試薬を使うときなどには適しているのではないでしょうか?私の実験では、実験後にWestern blot用にサンプル採取したり、免疫染色することが多いので、6.5, 12, 24mmのtranswellを使っているだけです。 |
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