ある雑多なタンパクを2次元電気泳動しPVDFに転写した後、血清中に含まれる抗体と反応するタンパクのスクリーニングの立ち上げを行っています。
そこで、以下の問題点がおこりました。
1)PVDFへの膜転写が芳しくない
下記の条件で行ったのですが、40kDa以下のマイナータンパクの転写は上手くいっていたのですが40kDa-90kDaのメジャータンパクおよび90kDa以上のタンパクの転写効率は50%程度でした。
実験条件
ゲル:12.5%(7x7cm)
PVDF: Immobilin-P(ミリポア)
転写方法:セミドライ 200mA 1.5H
転写バッファー:20%メタノール Tris 25mM グリシン192mM
今後、1)アンペアを下げて泳動時間延長する2)陽極と陰極不連続なバッファー 3)0.1%SDSをバッファーに添加するなど
試みようと思うのですが、これをやったら上手くいったなどのアドバイスがあればお願いします。
2)スポットの同定が困難
発色をimmobilin(ミリポア)によりおこないLASのケミルミで画像をとりこんでいます。しかしながら、HRP発色スポットがポンソー染色のスポットのどれにあたるのか同定するのが困難な状況です。
ケミルミでやった経験のある方がいらっしゃったら、どのような方法でスポットの同定を行っているのか教えてください。
それとも、膜を染めるDAB法がこの場合適しているのでしょうか?
ご存知ある方、アドバイス頂けたら幸いです。 |
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