Bio Technical フォーラム

  • 書き込みがかなり増えてしまいサーバーの負荷が大きくなったので、新しいBioTechnicalフォーラムに移行してください。
  • 新しいトピックは新フォーラムでのみ立ち上げ可能です。レスもつけられません。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | この次のフォーラム(readのみ) | このフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

マウス脳組織からRNeasyによるRNA抽出 トピック削除
No.4280-TOPIC - 2007/05/25 (金) 23:00:05 - RNAとり
現在マウス脳組織からRNeasy mini kitをつかってtotal RNAをとっています。
はじめにプロトコール通りに行ったのですが、カラムにより収量がバラバラで安定しませんでした。収量もあまり良くありません。(良い時は、RNA40ug/組織100mgくらい、悪いときはその半分くらい)
そこで、
1)まずTrizolで溶解させ、(マイクロソニケーターを使っています)
2)Trizolの1/5量のクロロホルムを加え、12000rpm、4℃、20min遠心、
3)上清に等量のクロロホルムを加え、室温、12000rpm、2min遠心
4)上清に等量の70%エタノールを加え、RNeasyカラムを使って以下プロトコール通り。

この方法でカラム間のバラツキは少なくなりましたが、収量としては変わりません。Qiagenのマニュアルには脳だとRNA8ug/10mgくらいとれると書いてあるのですが。。。

以前肝臓からのRNA抽出のトピックがあった時には、50%エタノールを使って改善されていたようですが、どなたか脳組織からRNeasyをつかってRNAをとっている方はいらっしゃいますでしょうか?
また、50%エタノールを使う方が70%よりも一般的にいいのでしょうか(少なくとも逆に悪くなることはないのでしょうか?)?


 
- このトピックにメッセージを投稿する -



5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.4280-5 - 2007/06/08 (金) 22:12:53 - 7878
lipid tissue mini kitに付属のQiazolはTrizolとほとんど組成は変わらないし、プロトコルもRNAとりさんのものと大して変わらないはずだから、改善効果は期待できないかもしれません。

ちなみに組織重量が100mgを超えていたりすると、カラムの「目詰まり」がおこり収量は極端に落ちるようです。この辺は大丈夫ですか?

個人的にはホモジナイズ方法が主な原因があるのではと推察します。

(無題) 削除/引用
No.4280-4 - 2007/06/08 (金) 18:06:40 - 通行人
私の方法を参考までに書きます。収量は同じ程度で50ug/100mgBrain

私もトリゾール→RNeasyの手順で行っています

@100mg脳サンプル(マウスで1/4〜1/6)を1mlトリゾール中でホモジェナイズ
(ペッスルを使用しています)
Aその後、シリンジを5回ほど通して、完全に組織を破砕します
Bクロロホルムを1/5vol加え、5分放置して、遠心
C水層を移してイソプロ沈殿、70%EtOH Wash
D50μlの水にサスペンド、濃度測定(およそ100μgはとれます)
E100μg分のRNA(100μlにメスアップ)にRLTを350μlを加える(カラムのキャパが100μgなので限界までロードしています)
F250μlの100%EtOHを加える
GRNeasy miniにロード
H以下はプロトコール通り(収量は50μg)

8μg/10mgは厳しいと思いますが。初期サンプルを増やせば、良いのでは?

キアゲンに尋ねたところ、ホモジェナイズで収量は大きく変わるそうで、最も良いのは、ガラスビーズで破砕する方法のようです。

私は、収量を必要としていませんでしたので、他は追求していません

(無題) 削除/引用
No.4280-3 - 2007/06/08 (金) 03:13:29 - RNAとり
7878さんありがとうございます。
RNeasy lipid tissue mini kitを試してみる必要がありそうですね。
破砕の方法なども気になってはいるので、比較してみようと思います。

(無題) 削除/引用
No.4280-2 - 2007/06/06 (水) 10:39:40 - 7878
マウス脳からのRNA抽出については,RNeasy lipid tissue mini kitでの経験がありますが,収量は説明書(5-20ug/10mg)と大して変わりませんでした(260/230 ratioは良くなかったですが)。
この時の条件は,ホモジナイズにはポリトロンホモジナイザーを使用し,あとは説明書通りQiazolを1mL加えて破砕して,200uLのクロロホルムを加え,遠心後,上清に70%エタノールを加えてカラム処理する方法です。
ソニケーターでの破砕はポリトロンやtissueruptorと比べてどうなのかわかりませんが,ホモジナイズする機材で収量に影響が出るとは考えられませんか?

それと,私の経験と集めた情報の限りでは,50%エタノールの使用は肝臓以外には収量その他の改善効果はないようです。

マウス脳組織からRNeasyによるRNA抽出 削除/引用
No.4280-1 - 2007/05/25 (金) 23:00:05 - RNAとり
現在マウス脳組織からRNeasy mini kitをつかってtotal RNAをとっています。
はじめにプロトコール通りに行ったのですが、カラムにより収量がバラバラで安定しませんでした。収量もあまり良くありません。(良い時は、RNA40ug/組織100mgくらい、悪いときはその半分くらい)
そこで、
1)まずTrizolで溶解させ、(マイクロソニケーターを使っています)
2)Trizolの1/5量のクロロホルムを加え、12000rpm、4℃、20min遠心、
3)上清に等量のクロロホルムを加え、室温、12000rpm、2min遠心
4)上清に等量の70%エタノールを加え、RNeasyカラムを使って以下プロトコール通り。

この方法でカラム間のバラツキは少なくなりましたが、収量としては変わりません。Qiagenのマニュアルには脳だとRNA8ug/10mgくらいとれると書いてあるのですが。。。

以前肝臓からのRNA抽出のトピックがあった時には、50%エタノールを使って改善されていたようですが、どなたか脳組織からRNeasyをつかってRNAをとっている方はいらっしゃいますでしょうか?
また、50%エタノールを使う方が70%よりも一般的にいいのでしょうか(少なくとも逆に悪くなることはないのでしょうか?)?


5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。