免疫染色の手順
・脱パラ後、オートクレーブ(通常の滅菌プログラム)により賦活化。室温に冷えるまで待つ。
*自作賦活化液:クエン酸一水和物0.757gとクエン酸三ナトリウム二水和物4.82gを蒸留水200mlに溶解し保存液とする。使用時に蒸留水で10倍希釈。
*市販;DAKOの賦活化液。シグマではなかったです。
*賦活化とは、アルデヒドの架橋結合により埋没した抗原を加熱等により露出させる作業。でもそれだけでは説明できないことも多々あるので(凍結切片が賦活化で染まるとか)、本当の所はよくわからない。
*賦活化液のpHは重要。圧力も関係するみたい。なので、条件が不安定な電子レンジ処理よりも、オートクレーブ処理の方が再現性が高い。
*急冷が駄目な理由はよくわからない。でもしない方がよい結果が出る感じ。
・切片をパップペンで囲む。
・PBS wash 5 min ×3回
・DAKOのパーオキシダーゼブロックで内因性パーオキシダーゼをブロック。
・PBS/0.001% Tween wash×3回
*界面活性作用を持つTweenにより表面張力を減少させることにより、組織への抗体の浸透を促進させる。また非特異結合を減弱させる効果を期待
・DAKOのプロテインブロックで非特異結合を除去 室温1h
・一次抗体反応 4℃ over nightか、室温で1から2時間反応
・PBS-Tween wash 5min×3回
二次抗体反応:DAKO envision 室温1h
・PBS wash 5min×3回
・DAKO DAB発色液で発色
これで駄目ならまた聞いてください。 |
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