吸収のしかたはいろいろあると思いますが、
1.アセトンパウダーをつかう。対象の細胞や組織のホモジネートに冷アセトンで処理して沈殿を乾燥、粉末化する。
2. 対象とする標本と同様のもの(例えば固定した細胞)を使う。
これを抗体希釈液に適当量加え、しばらく放置したのち、上清を使います。
アセトンパウダーで吸収する方法は、Molecular Cloningにも融合タンパク質で免疫した血清を大腸菌で吸収する方法が出ていたと思うので参考にしてください。
抗体希釈液を一回限りで捨ててしまうのではなく、使いまわすというのも吸収と同等の効果があります。使いまわすのは抗体がもったいないから、というのが動機だったりしますが、後になるほどきれいに染まるということは良く経験します。
なお、特異的抗体も吸収によって減るはずですが、ふつう完全に吸収されきるということはまずありません。 |
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