一応構造学的な解析から、通常は抗体は3〜6アミノ酸を抗原認識部位で
認識していることがわかってます。
だから通常はペプチドで抗体を作るときは
理論的には最低7アミノ酸程度の特異的部位を標的にすることが必要でしょうね
まあアミノ酸の種類によっても若干変わりますが。
一般的には合成のしやすさや会社にとっての回収利益や経験的な
ものを考えて10~15アミノ酸ぐらいでやることが多いです。
また以前近いことを経験してますが
(非常に相同性の高いファミリー分子を区別する抗体)
そのような場合、会社に依頼するときは
ペプチド合成はもちろん引き受けてくれますが
抗体作成まで依頼するとできるかどうか
保障しかねるという理由で断られたことがあります。
やっぱり難しいのでしょうね。
ただ実際には1アミノ酸の違いを認識できるモノクロ抗体もあります。
(変異型の癌遺伝子の特異的抗体とか)
これらは偶然見つかったとか,大量にスクリーニングして得られたことが多いのでそういう労力を覚悟すれば手に入るかもしれません。 |
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