脱水・透徹・パラフィン浸漬各段階全てにおいて、時間が短すぎるように思います。
私のラボでは
固定(icyeeさんと同様です)
70%エタノール 数時間〜数日以上(この段階で保存することもあるので)
100%エタノール 1時間程度×2回
100%エタノール over night
キシレン 1時間×3回
パラフィン@ 数時間
パラフィンA over night
きれいなパラフィンで包埋
このようにしています。エタノールとキシレンは室温です。
一応、いつも良好なパラフィンブロックが得られています。
脱水のエタノールの濃度ですが、自動固定包埋装置などでは、100%エタノール(3〜4槽)のみ、というところが多いです。なので、70%エタノールも省略できなくはないと思いますが、浸透なしで、手動での作業でしたら、入れたほうがいいと思います。
後は、薄切のときにブロックを程よく冷し、切りにくい切片の場合は、軽く息を吹きかけるか、ぬらした厚紙(私はこれに切片をつけて水に移してます)を組織面に触れさせ、組織にやや湿り気を帯びさせると、きれいに切れます。
ご参考になれば幸いです。 |
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