まず読んでいて少し気になることが2つありましたので。
>少しおかしいなと自分で思うのは、転写後の膜ではレーン2にでもタンパク質の吸着が確認できるのに、ウェスタンでは何も検出されない、というところです。
これは、IPに使ったIgGが見えてるだけではないのですか?どの程度の量のタンパク質をCo-IPできているかにもよるかもしれませんが、私の感覚では、タンパク質Bと相互作用しているタンパク質がうまく落ちてきているとしても、パンスー染色で見えるほど落ちてくることはまれだと思いますけど。もちろんIgG以外のバンドが見えることはありますが、私はビーズとかに非特異的に落ちてきてると通常理解します。
>ここで、タンパク質Aとタンパク質Bが相互作用するなら、抗B抗体でIPしたサンプルのレーンにもタンパク質Aのバンドが出てくると予想されます。
しかし結果は、タンパク質Aのバンドも、IgGに対応するバンドも検出されませんでした。
組み合わせ的には、ImmunoblotではIgG(heavy, light chain)は見えなくて正解です。
本題ですが、Co-IPがうまく動いているという確証をとるのが得策ではないでしょうか?IP:タンパク質B,IB:タンパク質Bがうまくいっているとしても、Co-IPがうまくいっているという証拠にはならないと思います(これはやってますよね?)。そこで、たとえば、タンパク質Bと相互作用することが知られているタンパク質はないですか?それをImmunoblotすれば、Co-IPがとりあえずきちんと動いていると言うことになります。それでかつ、タンパク質Aが検出できないのであれば、AとBは相互作用していないか、条件(lysis bufferなど)を変える必要があると判断するのが良いのではないでしょうか?
ちなみに、どのようなLysis bufferとIP bufferを使っているのでしょうか?大丈夫だと思いますが、nativeの条件でやっていますよね? |
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