メチル化に比べるとアセチル化の部位特異性というものは
あまり研究が進んでいません。
部位というよりもむしろ、どのヒストンを基質にしやすいかと、
あとフリーのものであるかヌクレオソーム内のものの
どちらにより選択性があるかなどについては比較的研究は進んでいます。
ただしこれらの多くがvitroの実験から得られたもので、vivoで同じ部位を基質としているかはさらに不明です。
またHDACはHATよりももっと研究が進んでません。
例外としてH4K16は比較的vivoでもvitroでもHATおよびHDACの
両方で部位特異性が高くある程度特定されつつありますが。
基本的には特定の酵素と特定の部位を結びつけるのは
いまのところはかなり難しいですね。 |
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