なるほど。
界面活性剤を色々と試して、最適条件を探すしかないですね。
>こうした面倒を避ける一つの方法として、DSPのような膜透過性蛋白質架橋剤を用いてはどうですか。
つい最近、クロスリンクさせてIPしてMSで同定している論文を見かけたので、それについても試しているところです。DSPは知りませんでした。今は、ホルムアルデヒドで実験していますが、検討してみます。
>これで生細胞を処理して蛋白質同士を共有結合させてた後で、SDS(1ないし2%くらい)のような強い界面活性剤で全膜蛋白質を抽出し、
一応Urea、Thiourea、Chapsで可溶化させてみました。(強い方が良いかなと思いまして・・・。)
それでも大丈夫ですかね?
>その後非イオン性の界面活性剤入りの適当なbufferで10−20倍くらいまで希釈して(もし不溶物が生じたら遠心してしっかり除く)から免疫沈降してみて下さい。
そうですね。希釈しないと、抗体が壊れてしまいますよね・・・。
凡ミスしてしまいました。(可溶化剤のままIPしてしまい、失敗しました。)
(Urea入りのbufferでカラムに通している論文があったので、良いんだと思ってしまって・・・、後で確認したら、抗体じゃなくて、Niとアビジンカラムでした。)
次は、希釈して再度トライしたいと思います。
>抗体がポリクロ、モノクロ両方あるなら、(エピトープ構造が架橋によって変化しているとうまく行かないので、)この場合はポリクロのほうがいいかもしれません。
ポリクロしかないので、それでやってみます。
レムリさん、大変貴重なアドバイス、ありがとうございました。
本当に助かりました。 |
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